楽しかった。うれしかった。もう、それしか言えない。
振り返ると、プールでたまたまチラシを見つけたのがすべての始まりだった。なんとなくおもしろそうで、今実際に活動をしている演出家に教えてもらえる上初心者でも楽しめることが気に入り親に勧めると、無料だし良い経験になるのではということで応募した。実際に行ってみると、初日から遅刻したり年上の方々や先生に対してタメ口で話している私を受け入れてくれ優しくしてくれるくらい心が広い人でいっぱいで本当にうれしかった。私は付和雷同な人なのでどうしても他の人が気に入るような性格になるのに、ここでは本当にそのまま、本来の性格で過ごすことができた。また、考え方や知っていることの異なる人たちと過ごせたことも良い思い出だ。
最終的に作った劇ではセリフを忘れたりまだ言ってない人を宛てるところで間違えてすでに言った人をあててしまったりしてしまった。ヤバイと思ったときにはもう遅く、あちゃ~…となったがみんなの落ち着いた視線ですぐに冷静になってやり直すことができた。
みんなにはいろいろと助けてもらった。勉強の面や演劇技術の面の他、精神的にも、だ。私がなにかと疲れている時でもみんなと一緒に居て、時には笑い合っていたりしている時間が唯一そのことを忘れられる時間だったのだ。本当に楽しかったし、うれしかった。
最後の日にみんなと別れた後、家で号泣した。小学校の卒業式でも泣かなかった私が泣いたのだ。みんなとの仲はそれほどまでに良くなっていたのだ。
このサマースクールを通じて、私は他の人との関わりの大切さや「自分」の必要性を学んだ。私が居なければこの劇が実現することはなく、私自身もみんなという人が存在することを知ることはなかったのだ。
 
いま、みんなにささげよう。私を受け入れ、たくさんのことを教えてくれたみんなに―――――
ありがとうございました また、一緒に過ごそうね
(中学1年/女子)
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僕は王子小劇場サマースクール2013の集中コースと1
dayコースに参加させていただいたのですが、どちらも良い思い出、経験となりました。

集中コースの方では、長いようで短い6日間でしたが講師の山崎さんからたくさんのことを学ばせていただきました。その中でも特に印象に残ったことが2つあります。

1つ目は、山崎さんの例え話です。いろいろあったのですがその中の1つに、舞台は水槽だという話がありました。水槽に絵具を一滴たらすと初めは水の中に広がっていくが次第に停滞に向かう。そこにまた別の色の絵具をたらすとまた変化がある。舞台も同じではじまりたては面白くても新展開がなかったりグダグダになると観ている方も飽きてしまう。だから新たなアクションを起こす。

この他にも「リアクションは大げさではなく拡大させる」など本当に分かりやすい例えで理解がしやすかったです。

2つ目は、どれだけ台詞を台詞っぽく言わないように出来るかということです。これはいろいろと皆で悩んだのですが、やはり自分たちが台詞を読むときにその状況や情景を想像することが大事であると僕は思いました。しかしこれは今後永遠の課題になることでしょう。

サマースクールでは演技力のスキルアップや場数を踏むことを図って申し込んだのですが、集中コースの方では台本もなくほぼアドリブ且つもろの自分たちをお客さんに見せるので初めは残念な気持ちがあったのですが、稽古をしていくうちにためになる新たな発見などが多くあり参加して良かったなと思えました。参加者の皆と仲良く1つの舞台をつくれたことも良い思い出となりました。最後の打ち上げもとても楽しかったです。
dayコースの方では、講師の中屋敷さんから演技について学ばせていただきました。

表現的演技と機能的演技についての説明はとてもわかりやすく、演技の見せ方についての理解が深まりました。

このサマースクールでは演劇的なことだけでなく人間的なことも学ぶことが出来てとても充実したものとなりました。

これからもワークショップなどに積極的に参加して演劇についてもっと学んでいきたいと思います。
(高校2年/男子) 
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 私は今回のサマースクールの『小劇場!中高生!大往生!』が初舞台でした。
舞台の経験はまったくなかったけど、演劇がとっても大好きで、お芝居に興味があったので参加しよう!と思いました。
サマースクール初日はみんな知らない人で少し緊張したけど、リズムゲームをしたり、いきなり未来の話をさせられたり、なんだかよくわからなかったけど緊張もほぐれ、とっても楽しかったです。
初日から未来の話をさせられたので、自然とみんなのことを知ることができたし、自分のこともみんなに話さなければならないので、出逢ったばかりなのに色んな話ができました。
稽古の後に数人で残ったとき、突然バイトのエチュードをすることになり、それがとても面白くて涙が出るくらい笑いました。そしてそれを本番でもやることになっていて驚きました。
3日目からは実際に本番と同じ王子小劇場での稽古でした。今まで自分がお客さんとして観に来ていた劇場にお客さんではない立場で立っていることがとても不思議で、劇場の中心にいるメンバーを観ているだけで心がわくわくしました
そして岡田太郎さんが急遽京都から音楽を作りに来てくださり、改めて素晴らしいことをさせてもらっているんだなぁと感じました
本番初日前夜、「明日からいよいよ本番だ!」と考えていたらサマースクールがすぐに終わってしまう気がして、終わってしまうのが嫌でずっと劇場に残っていました。
そして初日のゲネで初めて自分たちの作品と太郎さんが作ってくれた音楽や照明が合わさって、今自分は彬さんの作品で、太郎さんの音楽と11人のたまたま出逢えたメンバーで王子小劇場の中心に立っているのだと実感し、すごいことだなと思いました。
そしていよいよ本番です。本番前は思ったより緊張しませんでした。私の初舞台の1ステージ目は、ただ楽しいなあと思っているうちに終わってしまいました。
その日は家に帰ってからもとても興奮していたうえ、明日で最後かと思うとお別れが嫌で、本当に眠りたくなかったです。
サマースクール最終日で千穐楽の日は早めに劇場に行き、劇場の中で寝転がっていました。
千穐楽直前、これが最後なんだなーと考えていたら涙が出てきてしまいました。
でも彬さんに「終わっちゃうのが舞台なんだよ」と言われ、儚いからこそ全力で楽しもう!と思うことができました。
いつかまた絶対この舞台に立とう!と決めました。
たった6日前に出逢ったメンバーなのにずっと前から一緒にいて、毎日一緒にいることが当たり前に思えるほど大好きです。
イレブンチルドレンがとってもだいすきです!
彬さん、こんな素敵な時間を本当に本当にありがとうございました。
学校の卒業式でも泣いたことなかったのに、最後めっちゃ泣いてしまってすいませんでした(笑)
出逢えて幸せです!
私はまだまだ地球の素敵なところ探し続けます。
ありがとうございました。
地球楽しい!!
(高校1年/女子) 
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自分は文化祭などの劇しかやっていなくて、演劇部にも入部しなかったのでこれが初めての自主的な演劇活動でした。きっかけは、母に勧められて、文化祭で劇もやるからなぁ、ってことでやってみようと思ったことです。
演劇部の方ばかりの高い技術が要求されるようなところだと思っていましたが、演劇部でない人もいて安心しました。サマースクール初日は自己紹介すらしてないのに簡単なレクリエーションをしたし、自己紹介をしたあとも、あだ名を使った名前おにを遊んだので、なぜこんなに遊んでいるだろう、と戸惑いました。
あとから考えると、レクリエーションのおかげで名前を覚えるのと、打ち解けあうことが同時にできるようにという考えのもと、レクリエーションを組み込んだんだと思います。その後名前おには本番一日目まで欠かさずやっていましたが、山崎さんが名前おにについて言っていた、「逃げながら周りをみつつ名前を思い出す」ということについて僕は、名前おにでステージ全体を俯瞰する、身体をうごかしつつ考えは外に向ける、というように、演劇に使う技能を素早く取得できるよう工夫してあると解釈できました。
他にもいろいろな表現力や判断力を養う仕掛けがあり、今回のサマースクールで自分は視点が多角的になったと思います。
こんな濃いスケジュールを用意してくださった山崎さん、忙しい中京都からありがとうございます。岡田さん、世界一イカした音楽ありがとうございます。そしてこのような企画を立ててくださった王子小劇場の皆さんありがとうございました。
(中学2年/男子) 
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サマースクールは今年で3年目の参加でした。
講師は去年までとは違いましたが、悪い芝居の山崎さんにたくさんのことを学ばさせていただき、とても濃密な6日間を過ごすことができました。
過去のこと、今のこと、未来のこと を色々な視点からじっくりと考えさせられ、それを明確にイメージするということがすごく難しかったです。でも、それを考えることがすごく楽しくて、プラスみんなと共有することができてとても面白かったです。
山崎さんは細かくフィードバックの時間をつくってくれました。その時間がとても有意義で良かったなと思います。感じることはたくさんあっても、それを瞬時に言葉にできないもどかしさがすごくあって、感覚で生きていくにも限度があるなぁ、と改めて感じました。
また、今年は作品をつくるということでワークショップが進んでいったこともあって、みんなですごく仲良くなれました。劇中でも他人のことを聞き出したり、自分も伝えたりしたことでいろいろなことを知ったり、本当に十人十色で、こんな考え方もあるんだなあ…と思わされました。
すべては共演者やお客様のためにアクションをおこす。行動をおこす。ということがどれだけ大切なのかを一番思い知らされた気がします。相手の全てを受け入れることは(ちょっと語弊がありますが)演劇でしかできないこともあって、そのためにどうしたらいいのかを考えて考えて考えました。それもまた言葉にはできないのが悔しいけれど、考えることも大事だけど考えすぎもダメなんだということも学びました。
また、京都からわざわざサマースクールのために悪い芝居の音楽の岡田太郎さんもきてくれました。あの本当に素敵な音楽の中で舞台に立てたことが本当に本当に幸せでした。
『小劇場!中高生!大往生!』は本当に私たちの“いま”でしかありませんでした。大人たちに、私たちこんなこと思ってます、考えてますって見せたくてぎゃふんと言わせたかったんです、“いま”を見てほしかったんです。なので、2回の公演でたくさんのお客様にご来場いただけて本当にうれしかったです。ありがとうございました。

来年も是非参加したいです。といいたいところですが、サマースクールは今年で最後でした。高校生の間にこんな体験ができて本当に幸せでした。
ありがとうございました。
(高校3年/女子)